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Online edition:ISSN 2758-089X

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川崎病院における精神科コンサルテーションについて 一看護婦へのアンケートより一

当院に勤務する看護婦288名に対して精神科コンサルテーションにかかわる諸問題についてアンケート調査を行った.看護婦の大多数は総合病院における精神科や精神科看護知識の必要性を認めているが,「精神科」という名称や精神科紹介に対する抵抗と精神科患者への気遣いが認められた.看護婦の75%以上が実際の紹介患者以外に紹介したいケースを経験しており,紹介希望理由としては,不安やうつ状態,異常行動,精神病症状とその既往,心理療法的対応,自殺未遂の順に挙げられた.治療者患者関係の問題を取り上げるものはきわめて少数であった.病棟看護婦の38.2%がより多くの助言を希望していた.精神科紹介に対する態度は勤務部署や年齢により差異がみられた.コンサルテーション・リエゾン精神医学についての看護婦の理解は現段階では十分とはいえないが,活動拡充への関心と期待は高まりつつあることが示唆された.今後の当院におけるコンサルテーション・リエゾン活動発展のための課題を検討した.           (平成2年3月30日採用)
著者名
山本 博一,他
16
1
66-74
DOI
10.11482/KMJ-J16(1)66

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