SLE, DLE皮疹部における肥満細胞の分布と動態 全身性エリテマトーデスはT細胞機能異常とB細胞異常活性を特徴とする自己免疫疾患である.一方,肥満細胞はT細胞由来リンフォカインにより活性,調節されている細胞である.SLE 31例, DLE 20例の皮疹部肥満細胞をアストラブルー染色で観察した. SLE, DLEともに肥満細胞数は増加していた.リンパ球100個に対する肥満細胞数はSLEでDLEに比し高い傾向が認められたが,はっきりした統計学的有意差はなかった.(昭和63年10月31日採用)