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Online edition:ISSN 2758-089X

マイクロサージャリー手技による血管柄付複合組織移植 ―高度先進医療―

高度先進医療として厚生省からマイクロサージャリーによる血管柄付組織移植が指定された昭和61年1月から昭和63年3月末までに整形外科で施行した21症例について報告した.血管柄付皮弁移植8例,同骨移植7例,同骨皮弁移植4例,同筋皮弁移植2例で,全例に活着が得られ,腸骨移植の1例を除きすべてに所期の目的の良好な結果を得た.高度の技術を必要とするが,従来の手術では処置し得ない皮膚,骨,筋肉などの大きな組織欠損を一期的手術で再建できる有用な方法である.(平成元年3月30日採用)
著者名
山野 慶樹
15
2
334-343
DOI
10.11482/KMJ-J15(2)334

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