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Online edition:ISSN 2758-089X

心臓腫瘍のCT診断

心臓腫瘍のCT所見について検討した.粘液腫2例と悪性リンパ腫の心臓転移2例,脾原発血管肉腫の心臓転移1例の計5例に造影剤注入CTを施行した.心臓内腫瘍は,心房内および心室内の明瞭な陰影欠損として描出された.腫瘍の付着部位および大きさはよく描出されたが,腫瘍の表面の詳細および内部構造の検討には,なお不十分な点が残った.超音波断層検査との併用により,CT検査は極めて有効な心臓腫瘍の非侵襲的検査法となり得ると考えられる.(平成元年6月15日採用)
著者名
梶原 康正,他
15
3
422-428
DOI
10.11482/KMJ-J15(3)422

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