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肝癌のエタノール注入療法の基礎的,臨床的検討

肝癌に対するエタノール局注療法(PEIT)の有用性について,ラットDAB肝癌および臨床例について病理組織的検討を行った.また,エタノール局注による生体免疫能の変化を検討するため,NK活性,リンパ球サブセットおよびNK細胞表面マーカーの変化を観察した.また,エタノール以外に,レンチナンやOK-432を腫瘍内に局注し免疫能に及ぼす影響を比較した.1)エタノール局注部位は2日後には完全な壊死に陥っていたが,エタノール非浸透部は影響されず,効果は限局的であった.2)エタノール単独局注ではNK活性の低下, OKT 4 ; 4/8 比の増加, Leu7-CD16+ 細胞は減少した.3)レンチナンOK-432の単独局注ではNK活性の増加, 0KT8の増加がみられた. 4) OK-432単独局注でLeu7-CD16+細胞は増加し,エタノールとOK-432の併用局注でも同様の結果を得た.(平成元年8月10日採用)
著者名
山本 晋一郎,他
15
3
437-444
DOI
10.11482/KMJ-J15(3)437

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