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Online edition:ISSN 2758-089X

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多発性骨髄腫の肋骨病変の検出における骨・67Gaシンチグラフィ併用の有用性について

多発性骨髄腫の肋骨病変検出における骨・ 67Gaシンチグラフィの有用性を多発性骨髄腫症例13例について検討した.骨シンチグラフィ上,13例中10例(22か所)にhot spotsを認めた.骨シンチグラフィで肋骨にhot spots を認めたが, 67Gaで異常を認めなかったのは6例であった.うち5例は骨X線では明らかな異常を指摘し得なかったが,残り1例では溶骨性変化が認められた.骨・ 67Gaシンチグラフィがともに異常集積を認めた7例では,その3例に骨X線上溶骨性変化を認めた(1例は組織診にて確認).他の4例中2例は骨X線上骨粗鬆化の変化が主体であった.また残り2例中1例は67Gaシンチグラフィにて経過観察中に肋骨部を含めて全身骨に多発性のhot spots が出現した.以上,多発性骨髄腫の肋骨病変の評価に骨シンチグラフィと67Gaシンチグラフィの併用が有用であることが示された.(平成元年8月18日採用)
著者名
大塚 信昭,他
15
3
487-492
DOI
10.11482/KMJ-J15(3)487

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