出産後インスリン依存性糖尿病とバセドウ病を同時に発症した1例 出産後6ヵ月にバセドウ病とインスリン依存性糖尿病を同時に発症した1例を報告した.自己抗体では,抗ラ氏島抗体,抗核抗体,抗サイログロブリン抗体,抗マイクロソーム抗体, TSH受容体抗体が陽性であった.出産後の免疫学的変動が二つの疾患の発生に関与していると考えられた.(平成元年8月28日採用)