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Online edition:ISSN 2758-089X

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肝癌手術例の臨床的検討 ―特に細小肝癌について―

昭和56年から61年末までに経験した原発性肝癌手術例21例につき臨床的検討を行った.これらのうち13例(61.9%)は3cm以内の,6例(28.6%)は2cm以内の腫瘍であった.最長生存例は4年8ヵ月で平均生存日数は18.8ヵ月である. 3 cm以下の細小肝癌で,αフェトプロティンは13例中9例(69.2%)で100 ng/ml 以内にとどまった.細小肝癌の大部分はUSかCTにより診断された.細小肝癌の術後死亡例について検討した結果,肝硬変の程度, A-Pシャントの有無,腫瘍の局在が手術の成否を決める要因と考えられた.肝硬変患者のUSによる定期的検査が早期発見に重要であった. (昭和62年6月29日採用)
著者名
山本 晋一郎,他
14
1
1-6
DOI
10.11482/KMJ-J14(1)1

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