椎間板におけるアミロイド沈着 椎間板におけるアミロイド沈着の頻度を剖検症例を用いて検索してみた.沈着は若年者では30歳代からみられ,加齢とともに頻度およびその量ともに増加の傾向がみられた.椎間板アミロイドは従来のAA, ALとは異なり, prealbumin由来とも考え難く, senileamyloidosisのsubtypeの可能性が示唆された.その発生のメカニズムについては解明できなかったが,軟骨細胞と基質が椎間板のアミロイド発生に何らかの役割を有しているようにみえる.(昭和62年7月31日採用)