h_kaishi
Online edition:ISSN 2758-089X

t_toukou

食道アカラシア -25症例の検討と拡張療法の実際-

食道アカラシア25症例について検討した.性別は,男性16例,女性9例であった.年齢は19歳より81歳に及び,平均42.7歳であった.発病年齢は10歳代から30歳代に多く,平均31.1歳であった.病悩期間は,5年以内の人が多かったが,平均11.4年であった.症状は,嚥下困難,嘔吐,体重減少,胸痛が多かった.食道造影の拡張度ではgradeIが2例, grade Ⅱが15例, gradeⅢが6例で,拡張型では紡錘型が14例,フラスコ型が5例,S状型が4例であった.食道内圧曲線では,A型が5例,B型が10例であった.21例に拡張術が施行され,全例自覚症状は消失した.食道造影では17例で食道拡張幅の減少を,食道内圧測定では9例で静止圧の低下を確認できた.拡張術には3種の拡張器を使用したが, Microvasive社製のRigiflex dilator は,操作性,耐久性において最も優れた拡張器であった.(昭和62年8月15日採用)
著者名
星加 和徳,他
14
1
61-68
DOI
10.11482/KMJ-J14(1)61

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