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Online edition:ISSN 2758-089X

食道ポリペクトミー

当科において10症例の食道ポリペクトミーを経験した.年齢は,35歳より77歳に及び,平均57.1歳であった.性別では,男性8例,女性2例であった.病変の大きさは2×3×4mmから15×16×19mm大であった.ポリペクトミーの組織は9例で回収され,7例で診断可能であった.疾患の内訳は,乳頭腫3例, fibrovascular polyp 2例,食道腺過形成1例,貯留性嚢胞1例であった.診断不明の3例のうち2例は4mm以下の病変であった.ポリペクトミーは,5mmから1cmまでの大きさの病変では安全に施行でき,診断に有効であった.(昭和62年9月4日採用)
著者名
星加 和徳,他
14
1
142-146
DOI
10.11482/KMJ-J14(1)142

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