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Online edition:ISSN 2758-089X

ガマ腫摘出術へのフィブリン糊の応用

ガマ腫は再発しやすいので,治療は嚢胞全摘出術が適当と思われるが,嚢胞壁が菲薄であるため健常組織との境が肉眼では判明せず,また手術中に破ると以後の手術操作が困難となる.そこで我々は,フィブリン糊の弾性のある充填材としての性質を利用し,術前にピオクタニンを混ぜたフィブリン糊でガマ腫内容と置換し手術を施行した.ピオクタニンにより周囲との境も明瞭に区別され,適度の弾性があるため手術が容易であった.(昭和62年10月26日採用)
著者名
藤田 浩志,他
14
2
216-218
DOI
10.11482/KMJ-J14(2)216

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