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Online edition:ISSN 2758-089X

総合診療部外来新患患者の意識調査

川崎医科大学総合診療部の新患外来患者628名に対して,同病院を選択した理由や,同科へ振り分けられたことに対する感想について,アンケート調査を行った.大多数の患者(77.7%)が大病院志向・専門医志向で,掛かりつけとしての診療を希望している患者は9名(1.4%)とごく少数であった.はじめから総合診療部を希望して受診した患者でも,同様の傾向がみられた.これらの結果から,家庭医の養成には,大病院・専門医志向患者の少ない,一般病院・診療所での研修が必要と思われる.また,総合診療部が家庭医を養成していることを患者へ更に啓蒙する必要があると考えられる.さらに今回の調査を通じて,患者の受療行動パターンを知ることの重要性が明らかとなり,今後は医療人類学的見地からも検討を加えていく必要があると思われる.(昭和63年2月8日採用)
著者名
大滝 純司,他
14
3
410-415
DOI
10.11482/KMJ-J14(3)410

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