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Online edition:ISSN 2758-089X

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川崎医科大学附属病院における眼内レンズ手術の導入と現況

当院における眼内レンズ手術は,前講師の一人が宮田眼科病院で1年10ヵ月研修を積み, 1986年6月から導入した.術式は計画的嚢外摘出と後房レンズ挿入であり,前房レンズ挿入は行っていない.術者は嚢外摘出に習熟したものである.手術適応は極めて厳格にしている.今回,手術開始時から1987年12月までの間に術後1ヵ月以上観察できた100眼について検討した.その結果視力0.5以上は91%と良好であった.重篤な合併症は水疱性角膜症の1例であったが,手術器具の厳格な洗浄により最近は経験していない.今後の問題として,角膜乱視のコントロール,新しい手術法や新しいレンズの導入,新しい視機能の評価法,手術教育および倫理について述べた.(昭和63年4月19日採用)
著者名
武田 純爾,他
14
3
466-470
DOI
10.11482/KMJ-J14(3)466

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