Microgeodic Disease の4例 生検を施行した1例を含む4例のmicrogeodic disease を検討し報告した.指中節骨のX線像所見では小円形透明像と骨皮質の硬化,吸収像を認めた.骨髄の組織像ではわずかな小円形細胞浸潤をともなう幼弱な結合織の増殖が認められた.予後は一般に良好であるが,1例の中節骨に山形の骨端線いわゆる“cone-shaped epiphysis ” を認め,中節骨は短縮し骨幅は増大していた.したがって治療はたんに経過観察のみならず,時には副子固定による関節の安静やsplintageが必要と思われる.(昭和63年3月31日採用)