h_kaishi
Online edition:ISSN 2758-089X

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GRFを介するGHの分泌に及ぼすMetoclopramideの影響

dopamine antagonist であるmetoclopramideがGRFを介するGHの分泌に及ぼす影響をみる目的で, GRF単独投与,およびGRFとmetoclopramideの同時投与時のGHの反応について健常人を対象として検討した. GRF (100μgiv)単独刺激によるGH頂値17.1±5.6ng/mlは, metoclopramide併用投与により28.4±6.5 ng/ml (metoclopramide 1 0 mg 経口投与した場合),もしくは23.7±8.2ng/ml (metoclopramide 5 mg/hr点滴静注投与した場合)に増加した.すなわちmetoclopramideによってGRFを介するGHの反応は増強を示す結果を得た.この機序として, metoclopramideは内因性dopamineによる視床下部からのsomatostatine分泌を阻害する可能性と,下垂体に直接作用してGH分泌を抑制する内因性dopamineを阻害する可能性とが考えられた.(昭和63年7月21日採用)
著者名
安達 典子,他
14
4
566-570
DOI
10.11482/KMJ-J14(4)566

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