内視鏡的に虫体を摘出しえた胃アニサキス症と回虫症-7症例の検討- 川崎医科大学附属病院開設以来12年間に7例の胃内寄生虫を経験した.6例はアニサキスで,穿刺部位は胃体部大彎でびらんを伴っていた.全員鯖を摂取しており11月に多発していた.内視鏡的に虫体を摘出した.1例は回虫で,胃体部大彎で観察され,内視鏡的に摘出した.胃内で回虫を観察することはまれである.