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Online edition:ISSN 2758-089X

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脾機能亢進症に対するPartial SplenicEmbolization (PSE)療法

著明な脾機能亢進症を認めた肝硬変症7例(肝癌合併5例)に対し部分的脾動脈塞栓術(PSE)を施行しPSE前後の末梢血液所見(血小板数,白血球数),肝機能,脾容積について検討した.血小板数は術後全例増加し2週目に最高値(術前値の平均3.8倍)に達した.うち2例において1年以上10×104/μl以上を維持できた.脾容積は術後平均約30%の縮小を認めた. PSEによる副作用は一過性の左側腹部痛,発熱,胸腹水がみられたがいずれも対症的治療で軽快した.以上の結果より脾機能亢進症を伴った肝硬変症,肝癌合併肝硬変症に対しPSEは血小板増加作用により出血傾向の改善に有用であると考えられた.
著者名
井手口 清治,他
13
2
201-206
DOI
10.11482/KMJ-J13(2)201

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