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Online edition:ISSN 2758-089X

超音波ガイド下ドレナージにより治癒せしめた肝膿瘍 一二重管連続灌流法による治療経験-

最近1年間に8例の肝膿瘍を経験し,うち5例に超音波ガイド下ドレナージを行った.我々が行ったドレナージ法は肝膿瘍に2方向からドレナージチューブを2本挿入し,洗浄と排膿を連続して同時になしうることができた.この方法により径5cm以上の膿瘍にお いていずれも1ヵ月以内に膿瘍の消失がみられた.この方法の利点は,洗浄と排膿を同時に行うため膿瘍内圧を一定に保ち膿汁の腹腔内への漏出を防ぐ点,および連続的に洗浄が可能となるため治療日数を短縮しうる点であると考えられる.
著者名
福嶋 啓祐,他
12
1
33-37
DOI
10.11482/KMJ-J12(1)33

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