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Online edition:ISSN 2758-089X

皮膚顎口虫症の1例

皮膚顎口虫症の1例を経験した.症例は26歳,男性.ドジョウを生食して約3週間後,前胸部に移動性の線状紅斑が出現,その後皮疹は左下腹部さらに右下腹部に移動した.内臓には特に異常はなく皮膚に限局していた.皮疹の移動部位を中心に3ヵ所生検を行ったが,いずれも虫体は発見できなかった.その後著明な皮疹の動きはみられず現在経過観察中である.皮膚顎口虫症の推移,診断,治療について考察を行った.
著者名
石井 完児,他
12
2
193-196
DOI
10.11482/KMJ-J12(2)193

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