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Online edition:ISSN 2758-089X

川崎医科大学病院コメディカルのグループウェアに対する意識

 グループウェアはInformation Infrastructure functions をサポートするシステムであり,今日,広く利用されつつある.当院においても2006年よりサイボウズが導入されているが利用率は高くない.そこで医師,看護師,コメディカルあるいは事務職などその他の職種に分けて全職員を対象にサイボウズに関連するアンケート調査を2009年8月~9月に行った.ユーザの中心である医師がどのような意識を有しているのかについては既に報告したが,本報告ではコメディカルの調査結果を報告する.回収率は職種ごとに異なり,事務職が97.2%,看護職が89.0%,その他の職種が79.0%であった.医師と同様,サイボウズは事務職では78.9%,看護職では82.5%,検査技術職では62.8%に知られているが,よく利用している人は,事務職では36.0%,看護職では24.4%,検査技術職では15.4%に留まっており,有用なコンテンツがない,ID・パスワードが覚えにくい,画面が分かりにくい,端末が使いたい時に使えない,操作が難しいといった理由が回答されていた.今後はコメディカル職種ごとに求められる機能の追加と使いやすい環境整備をめざすことが大切である.(平成22年10月28日受理)
著者名
若宮 俊司,他
37
1
1-13
DOI
10.11482/Kawasaki_igakkai_shi37(1)01-13,2011.pdf

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