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Online edition:ISSN 2758-089X

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結核性胸膜炎の強化化学療法中に出現,増大した結核腫の1例

SM, INH, RFPの強化化学療法開始後約1ヵ月の結核性胸膜炎の患者の右上葉に新たに円型陰影の出現が認められた.その後,陰影は3cm大に増大したので,肺癌等の鑑別のため経気管支的肺生検を施行した.その組織像は壊死を有する類上皮性肉芽腫で,抗酸菌染色も陽性であった.抗結核剤使用の続行により,結核腫確診後約3ヵ月で陰影は消失した. 結核の治療中に出現,増大した銭型陰影の鑑別診断に気管支鏡下肺生検が有用であった.また, RFPを含む強化化学療法中にも拘らず,病勢をおさえることができないための初期悪化症例のあることが推察された.
著者名
釈舎 龍三, 他
11
3
399-405
DOI
10.11482/KMJ-J11(3)399

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