リール黒皮症皮疹の螢光抗体法による観察 リール黒皮症6例の病変部皮膚における免疫グロブリン,C3, フィブリン,フィブリノーゲン,プラスミノーゲンの局在を螢光抗体法により観察し,症例の多くにフィブリンとプラスミノーゲンが主として真皮血管壁に沈着するという結果を得た.一方,免疫グロブリンの沈着は証明されなかった.本症の病変に凝固,線溶系が関与する可能性が推察された.