長期間放置された気道異物の1症例 症例は11歳男児,咳嗽を主訴に約2カ月間気管支喘息として加療を受けていたが,難治性のため近医にて胸部レ線を施行したところ,右肺門部に異常陰影を指摘された.全身状態良好で,深呼吸時に右前胸部に喘鳴を聴取.異物は割ピンであり,右主気管支より全身麻酔下にventilation bronchoscopyを用いて摘出した.