Malignant LymphomaにおけるLymphographyとCT像 CTとリンパ造影の両方を施行された11例のmalignant lymphomaのCT像とリンパ造影像を比較した.リンパ造影では, cisterna chyliまでしかリンパ節は造影されず,膵周囲リンパ節,横隔膜脚リンパ節,縦隔リンパ節は描出不能であった.CTは,両足背からのリンパ造影の造影剤の届かないリンパ節の異常を描出できる点で,リンパ造影より優っていた.しかしながら,リンパ節の細かい構造を詳細には描出し得なかった. malignant lymphomaにおいて, CTは, follow up studyとしてはもちろん,初期の病期判定に関して最も有効な検査法であった.