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下部消化管出血性病変と内視鏡検査

1973年より1982年の9年間に川崎医大内科消化器部門IIに入院した下部消化管疾患患者は,553名であった.このうち210例(38.0%)に下部消化管出血を認めた.これらの症例を対象に内視鏡所見を中心に検討を加え以下の結論を得た.1.出血期間にて分類すると, 162例(77.1%)は持続型であり,とくに腫瘍性疾患では,98例(92.5%)が持続型であった.虚血性大腸炎,抗生物質起因性出血性腸炎,直腸潰瘍では全例一過性型であった.2.内視鏡検査は182例に施行され,このうち168例(92.3%)で病変の確認ないしは疑診がなされた.3.緊急内視鏡検査は21例に施行され,その診断的意義は大きい.4.大量下血例では,小腸の検索も必要である.
著者名
星加 和徳, 他
10
3
305-315
DOI
10.11482/KMJ-J10(3)305

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