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Online edition:ISSN 2758-089X

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蛋白非結合型を中心とする抗てんかん薬血中濃度の研究 第1報 各抗てんかん薬の蛋白非結合率について

杭てんかん薬のうちPhenobarbital (PB), Phenytoin (PHT), Primidone (PMD),Carbamazepine (CBZ), Sodium Valproate (SV)を服用中の肝腎疾患を有しない成人81名を対象に UltrafreeRによる限外濾過を用い,酵素免疫法EMITRにより抗てんかん薬血漿総濃度と蛋白非結合型濃度の測定を行ない以下の結果を得た. 1)血漿総濃度分布をいわゆる有効血中濃度域と・比較すると PB PMD CBZでは60%以上が有効濃度域に属していたが,PHT ・SVはそれぞれ11%23%にすぎなかった. 2) 5種の抗てんかん薬の血漿総濃度と蛋白非結合型濃度は高い相関を示し,平均蛋白非結合率はPBが55.4±5.33%, PHTが8.5±1.40%, PMDが75.3±3.62%, CBZが14.7±2.47 %SVが12.5±3.23%という固有の値を示した. 3) PB・PHT・PMD・CBZにおいては蛋白非結合率と血漿アルブミン濃度との間には相関は認められなかった.
著者名
小林 建太郎
9
1
61-69
DOI
10.11482/KMJ-J9(1)61

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