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Online edition:ISSN 2758-089X

岡山県の子宮癌検診 当院の癌発見率と他との比較

岡山県の子宮癌検診では,検診方法により精度の差があるかどうかを調べるため,昭和50年度から55年度にかけて県委託機関,日母医および川崎医科大学附属病院により行われた検診結果を比較し,次の結果が得られた. 1川崎医科大学附属病院の癌発見率,要精検率および要精検癌発見率は県委託機関および日母医より有意に高かった.このような傾向は訂正罹患率,訂正死亡率および受診率で補正しても変わらなかった. 2川崎医科大学附属病院の受診者の年齢平均値および精検受診率は県委託機関および日母医のそれと変わらなかった.以上より川崎医科大学附属病院の検診精度は県委託機関および日母医のそれより高いことが推定される.
著者名
角南 重夫, 他
9
2
157-164
DOI
10.11482/KMJ-J9(2)157

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