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Online edition:ISSN 2758-089X

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前立腺癌骨転移例におけるHormone療法,化学療法の骨シンチグラフィによる評価

骨シンチグラフィが前立腺癌の治療効果の把握にも有用ではないかと考え.以前より有用とされているTAP, PAP, ALP, LDHと対比し検討した.対象は前立腺癌77例で,うちすでに多発性に骨転移を示した21例についてホルモン療法,化学療法後の骨シンチグラフィを中心とした臨床評価をおこなった.前立腺癌77例の初回シンチグラフィの結果は陽性(+)44%,疑陽性(±)24.7%であった.治療効果判定をしえた21例のうち15例の治療効果をえた.そのうち,異常集積の全く認められなかったmuch improved 5例と全ての異常部位が集積軽度となったmoderately improved 5例はTAP, PAPが比較的低値で安定していた.しかし一部の異常集積のみ低下したslightly improved 5例はTAP, PAPも安定せず,注意深い観察が必要と考えられた.また,初回骨シンチグラフィが陰性(-)であり,追跡中に陽性(+)となった例ではTAP, PAP, ALP, LDHのみでは不十分でありシンチグラフィが有用であった.
著者名
大塚 信昭, 他
9
2
165-173
DOI
10.11482/KMJ-J9(2)165

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