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Online edition:ISSN 2758-089X

Problem-Oriented Medical Records (POMR)における新しいProblem listの試み

Problem listはProblem-Oriented Medical Records (POMR)の中枢をなす最も重要なものである.我々は,総合診療部(プライマリ・ケア部門)の発足以来約2年間,診療記録の記載を他科と同様にPOMRで行ってきた.しかし, problem listについては,我々の部門が設置されるにあたり,我々が研修を受け,そのモデルとなったベス・イスラエル病院で使用されているproblem listを用いてきた.その主な特徴は,次のようなものである. (1)問題として取り上げられたproblemが,現在activeとして治療,あるいは,ケアを要するものか,既に解決済みでケアを要しないものなのかの区別が明確である. (2) problemが解決されていく過程を記述することができる.以上,ベス・イスラエル方式のproblem listは,大変に有用性が高いと考えられる.
著者名
田野 吉彦, 他
9
3
277-282
DOI
10.11482/KMJ-J9(3)277

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