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心因性インポテンツの予後

昭和49年以後約7年間に,川崎医科大学附属病院精神科を受診した機能性インポテンツの68例に対し,郵送によるアンケート方式で予後調査を行い,転居などによる住所不明12例を除く56例中20例(35.7%)により回答を得た. 20例の内訳は,新婚インポテンツ9例,神経症性インポテンツ8例,その他の心因性,精神病性,精神遅滞性インポテンツの各々1例であった. 調査結果により,新婚インポテンツでは殆ど全例が性能力,性生活に満足し,パートナーとの関係も良好であった.しかし,神経症性インポテンツでは,未だ性能力,性生活に対し不満足と答える例が3分の2を示し,また,パートナーとの関係も悪い傾向がみられた. 以上の点から,新婚インポテンツでは予後が良い傾向がみられ,神経症性インポテンツでは予後は必ずしも良くない傾向がみられた.また予後を左右する因子の1つとして,パートナーとの対人関係が重要であることが示唆された.
著者名
吉田 周逸, 他
8
2
133-139
DOI
10.11482/KMJ-J8(2)133

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