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経口避妊薬との関連が示唆された原発性胆汁性 肝硬変症の1例

症例は49歳女性で,昭和51年2月,子宮筋腫のため経口避妊薬Anovlarを約50錠服用後,皮膚掻痒感,黄疸が出現した.検査所見では, IgMの増加,抗ミトコンドリア抗体強陽性が認められ,肝生検でCNSDC所見は欠くが,非定型的な細胆管の増生が認められた.患者は昭和56年4月, 5年間の経過観察後肝不全にて死亡した.死後穿刺肝組織にて胆管の消失および偽小葉形成を認めた.本症例では, PBCの発症に対して薬剤が何らかのtriggerになったとも考えられ,薬物とPBCとの関連を示唆する興味深い症例と考えられた.
著者名
山下 佐知子, 他
8
2
186-191
DOI
10.11482/KMJ-J8(2)186

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