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Online edition:ISSN 2758-089X

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再発性多発性脳神経麻痺を呈したサルコイドーシスの1臨床例

48歳女性が複視と右眼瞼下垂を主訴に入院した. 9年間に障害された脳神経は右動眼神経,右滑車神経,両側三叉神経,左顔面神経であった.臨床像,臨床経過より本症例は再発性多発性脳神経麻痺の診断を満足した.検査では血沈の亢進と脳波異常を認める以外特に異常はなかった.しかし Kveim テストが陽性であったため本症をサルコイドーシスによる再発性多発性脳神経麻痺と診断した.患者はステロイド治療により複視と脳波異常の改善を示した. 本症例における基礎疾患診断の重要性を強調し,稀なる脳波所見について考察した.
著者名
寒川 昌信, 他
8
2
205-210
DOI
10.11482/KMJ-J8(2)205

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