当院消化器内科における原発性肝癌100例の臨床的検討 昭和48年12月より昭和56年12月までの8年間に,川崎医大附属病院消化器内科に入院した原発性肝癌100例について検討した.内訳は,肝細胞癌90例,胆管細胞癌9例,混合型1例であった.各々について,腫瘍の肉眼型,組織型,肝硬変または肝線維症の有無,遠隔転移,HBs抗原陽性率,初発症状,肝機能検査成績,癌随伴症候群,予後などについて検討した.