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5肢選択テストにおけるランダム・ゲッシング・モデルの拡張

多肢選択テストにおける受験者の不十分な知識による得点増加を研究するため,従来のランダム・ゲッシング・モデルを拡張し,その得点分布や合格率について検討した. k個の選択肢が与えられたとき,ランダム・ゲッシング・モデルでは,受験者は問題を正しく理解できて確率1で正答するか,問題が全く理解できずあて推量で(確率1/kで)正答するかのいずれかと考えたが,受験者が解答の一部分を知っている場合には,さらに二者択一,三者択一などの選択を行う.このことを考慮して,受験者の知識の度合いを正答率1 , 1/2,…, 1/kで解答される問題の割合で特徴づけ,いろいろなタイプの正答率分布に対する得点分布を求めた. また合格基準を100点満点中60点以上と定めたとき,出題数が100間以上では,平均得点50点未満の受験者が合格する割合はきわめて少ないことが示された.
著者名
有田 清三郎, 他
8
3
231-238
DOI
10.11482/KMJ-J8(3)231

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