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Online edition:ISSN 2758-089X

四肢遠位部の対称性筋萎縮, 筋力低下および感覚障害を呈した糖尿病性混合型ポリニューロパチーの1例

52歳の男性で,四肢遠位部の対称性筋萎縮,筋力低下および感覚障害を主訴とする糖尿病患者を報告した. 検査所見では糖尿病以外の所見は認めず,腓腹神経生検ではSchwann細胞の増殖によるonion-bulb形成を認めた. 我々の症例は,四肢遠位部の高度な対称性運動および感覚障害を呈しており,糖尿病性混合型ポリニューロパチーとしては非定型的である. しかし現在のところ,糖尿病以外の疾患は認められず,我々は本症例を糖尿病による運動障害優位で慢性再発型の混合型ポリニューロパチーと考えた.
著者名
守本 研二, 他
8
3
266-271
DOI
10.11482/KMJ-J8(3)266

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