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Online edition:ISSN 2758-089X

盲目的肝生検法の一工夫と合併症

Vim-Silverman針による盲目的肝生検法の変法を考案し,過去5年間に185例の肝生検を行なった.この変法の要点は,肝組織片採取後外套針を肝内に残すことにより出血の程度を確認し,出血のある場合にはマンドリンによる圧迫止血が可能である点である.さらに出血の程度と肝組織像,出血傾向および肝組織片の長さとの関連についても解析した.出血以外の各種合併症についても検討し,より安全な盲目的肝生検法についての注意点を述べた.
著者名
山本 晋一郎, 他
7
3.4
205-209
DOI
10.11482/KMJ-J7(3.4)205

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