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Online edition:ISSN 2758-089X

Macroamylasemiaの1例と本邦例の文献的考察

症例は46歳の男性で, 1977年より当科にて肝硬変症の診断のもとに入退院をくり返していた.血清amylaseが持続的に高値を示し, amylase clearanceが異常低値を示したためmacroamylasemiaを疑い検索した.このmacroamylasemiaはSephadex G-200によるcolumn chromatographyにて,その分子量は7Sと19Sの間にあり, IgA,Kと結合していた.我々の症例を含めた,本邦例51例につき文献的考察を加えて報告した.
著者名
山下 佐知子, 他
6
1.2
25-30
DOI
10.11482/KMJ-J6(1.2)25

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