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Online edition:ISSN 2758-089X

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僧帽弁狭窄症における左房血栓,塞栓症発生に関与する因子

直視下僧帽弁交連切開術をおこなった42例の僧帽弁狭窄症を対象とし,左房血栓,動脈塞栓症発生に関与する因子について検討した.塞栓症既往例は38%,左房血栓は28.5%にみられたが両者ともに存在した例は14.2%にすぎなかった.左房血栓は塞栓症既往例の37.5%,塞栓症の既往のない症例の23%に認められた.塞栓症は洞調律群の47%,心房細動群の33%とむしろ洞調律群に多くみられたが左房血栓は洞調律群の6.7%,心房細動群の40.7%にみられた.僧帽弁狭窄症にみられる左房血栓の頻度は心房細動を有する高齢者で,左房の拡大,狭窄の程度,弁,弁下組織の器質的変化が強くなるにつれて多くなるが,塞栓症はこのいずれとも関係なく発生することが認められた.
著者名
藤原 巍, 他
6
1.2
38-42
DOI
10.11482/KMJ-J6(1.2)38

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