胆道疾患におけるCT診断 胆道疾患におけるCT検査の診断的意義について我々の経験と,これまでに報告された論文から綜説した.CTは従来の胆道造影法にて検出しえない胆嚢結石の描出に極めて優れていた.また閉塞性黄症が肝内性か肝外性かの鑑別が容易であった.胆嚢癌では, CTは胆嚢壁および胆嚢内腔の描出が優れているため,進展度の判定に役立った.