In vitro で合成されたヘモグロビンの分析にCMセルロース(CM23 およびCM52)を用いるミクロカラムクロマトグラフィーを開発,応用した.担体による分析値(β/α比)の差異は殆んどみられず,また従来から用いられている大カラム法との比較からもミクロカラム法による分析は有効であることがわかった.CM23 セルロースミクロカラムクロマトグラフィーでの所要分析時間は3時間以内と短いものである.本法の臨床診断(特にサラセミア症候群)への応用が期待される,
著者名
原野 昭雄, 他
巻
5
号
2
頁
97-101
DOI
10.11482/KMJ-J5(2)97
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