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Online edition:ISSN 2758-089X

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電算機(PC-12)による放射線治療患者登録 第二報(5年間における放射線治療内容の分析)

小型電子計算機(PC-12)の病歴管理システムを使って, 1974年4月より1979年3月の間に,川崎医科大学附属病院放射線治療部で治療を受けた512例の患者の診療内容につき分析を行なった.また中央病歴室の癌登録簿を集計して,同時期の入院悪性腫瘍患者の治療において占める放射線治療の位置についても検討を加えた.512例中,悪性疾患は468例(91.4%)であり,それは入院悪性腫瘍患者の31.2%に該当した.原発部位でみると,頭頸部,縦隔,食道,軟部組織,睾丸,眼,脳で放射線治療の比が大きく,逆に食道を除く消化器官,骨,卵巣,甲状腺では比が小さかった.年齢的には,30歳以下の若い年齢層で放射線治療の比が大きかった.全悪性腫瘍患者の放射線治療成績は,累積4年生存率で, 38.5%となり,国立ガンセンターの成績に匹敵した.
著者名
平岡 真寛, 他
5
2
112-119
DOI
10.11482/KMJ-J5(2)112

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