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Online edition:ISSN 2758-089X

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当院における上顎癌の統計的観察

川崎病院において昭和35~49年の15年間にとりあつかった上顎癌患者138例について統計的検討を行なった.患者の年齢分布では60歳代に多く,性別では男性に多く女性の約2倍であり,初発症状の多くは片側鼻閉,頬部腫脹,鼻出血であった.治療法別による遠隔成績では「手術+放・療+薬物」がもっともよく5年生存率が46.3%であった.手術施行群の方が手術非施行群に比較して好成績であり,全身投与による抗腫瘍剤の効果もあったと考えられた.70歳以上の高齢者でも何らかの癌治療を受けたものは,全く治療を受けなかったものに比較して著しい延命効果が認められた.
著者名
小西 静雄, 他
5
2
135-143
DOI
10.11482/KMJ-J5(2)135

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