倉敷市における大気汚染に伴う健康調査4年間の推移 昭和46年から49年までの4年間に一般住民の結核検診受診者について,大気汚染のある水島地区とその他の倉敷市の非汚染地区について呼吸器有訴率,呼吸機能,胸部X線所見について比較した.昭和46年以来水島地区の大気汚染は漸次好転しつつあるが,それに比例して人体影響も減少してきており,昭和49年には汚染地区と対照地区で有意の差がなくなった.