h_kaishi
Online edition:ISSN 2758-089X

t_toukou

Single Needle Dialy Sis の検討

1966年Bresciaらにより開発されたsubcutaneous arterio-venous fistula (内shunt)は,慢性血液透析における外shunt troubleを殆ど解決したが,内shuntによる透析では2回の血管穿刺が必要である.このため患者は2回の苦痛に耐え,術者は相当な熟練が要求された.この欠点を補うため1972年Koppらはsingle needle dialysis (SND)を開発した.今回我々はUnipuncture control system (model 3) (Vital Assists,Inc.)を用いてSNDの透析効果を検討した.対象は慢性血液透析患者9名で, dialyzerはEX-01, Ex-03, UF-100, standard Kiil,Gambro Lundia, Hollow fiber artificial kidney (HFAK)を用いた.各々についてdouble needle dialysis (DND)とSNDの透析効率をcreatinineとBUNの除去率を指標として検討した.その結果coil型dialyzcr (EX-01, EX-03, UF-100)ではDNDとSNDとの差は認めなかった. parallel flow 型dialyzerでは, standard Kiil の場合明らかにDNDの効率が優れていたが, Gambro Lundia, HFAKでは両者に著しい差を認めなかった.また,除水量についても全く差を認めなかった. SNDは手技も容易であり,内shuntの珥傷や患者の苦痛も半減することから極めて優れた方法であり,将来内shuntによる家庭透析普及の点からも大いに期待される.
著者名
笛木 久雄, 他
1
1
85-89
DOI
10.11482/KMJ-J1(1)85

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