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教室におけるCryosurgeryの経験

Cryosurgery とは,組織を凍結壊死に陥らせることにより,治療効果を期待する新しい方法である.教室では,昭和49年6月より Frigitronics 社製CE-2型,およびKrymedics社製KR-5型を用いて,Cryosurgery に関する動物実験と臨床応用を行って来た.動物実験では,凍結壊死の発生機序について,光顕,電顕,走査電顕などを利用し2~3の知見を得た.臨床的には,昭和49年6月より11月までの半年間に,良性疾患8例,悪性疾患4例の計12例に本法を応用した.それらのうち,今回は直腸癌3例についてのみその成績を報告する.いずれも手術不能と診断された症例で,放射線や化学療法を強力に施行したが,疼痛,出血などの症状が軽快せず,Cryosurgery を行ったもので,3例のうち2例に上記症状の著明な改善をみ,本法の有用性が立証された.
著者名
山本 康久, 他
1
2
100-105
DOI
10.11482/KMJ-J1(2)100

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