h_kaishi
Online edition:ISSN 2758-089X

皮膚におけるImmune Deposit の免疫組織化学的研究

抗原抗体系にセイヨウワサビ・ペルオキシダーゼ-抗セイヨウワサビ・ペルオキシダーゼ系を用い,諸条件下に家兎に逆受身アルサス反応を起させ,顋粒状の沈着形態を示す免疫複合物の皮膚における局在を追求した,その結果,一定の相対的抗原過剰条件下では.この免疫複合物は皮膚細血管壁,その周辺,毛包周辺へとその分布を拡大し,更には膠原線維に沿い,また線維芽細胞壁に付着し,またさらには真皮表皮間基底膜部をも通過して表皮細胞層内まで沈着する像を明らかにした.
著者名
野原 望
1
3.4
200-206
DOI
10.11482/KMJ-J1(3.4)200

b_download