h_kaishi
Online edition:ISSN 2758-089X

t_toukou

大腸癌術後孤立性脾転移を腹腔鏡下で切除した1例

 横行結腸癌術後6年目に孤立性脾転移を来し腹腔鏡補助下で脾摘術を施行した1例を経験したので報告する.症例は69歳,男性.進行横行結腸癌に対し結腸右半切除術,D3郭清術を施行した.術後6年目にCEAが上昇し,全身F-18 fluorodeoxyglucose positron emission tomography(FDG-PET)を撮影したところ脾臓のみに強い集積を認めた.大腸癌の孤立性脾転移と考え,腹腔鏡補助下脾臓摘出術を施行した.病理組織学的検査にて大腸癌の脾転移と診断された.大腸癌術後に孤立性脾転移を来した例はまれであり,更に腹腔鏡下で切除した例は本邦3例目の報告である.大腸癌術後の孤立性脾転移に対する脾摘術は,小開腹および癒着剥離を先行させて行えば,腹腔鏡補助下の術式も可能と思われた.(平成21年1月13日受理)
著者名
奥村 英雄,他
35
1
99-104
DOI
10.11482/2009/35.099.2009_Iakukaishi_Okumura_etal.pdf

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