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COVID-19についての川崎医科大学附属病院での取り組み ~これまでを振りかえって~

2020年1月より,「新型肺炎」と呼ばれ,急激にニュース等でも注目されるようになったCOVID-19.川崎医科大学附属病院ではこの稀有な感染症に対峙すべく,2020年2月より,附属病院新型コロナ感染対策委員会を設立いたしました.3月,岡山県内でも新型コロナ感染者が確認されるようになり,入院患者の面会制限を開始し,救急外来特設診察室を使用した「帰国者・接触者外来」(現在の「新型コロナ外来」)を立ち上げました.4月になると,日本全国に「緊急事態宣言」が発令されました.それに伴い院内でのPCR 法(real-time PCR)やLAMP 法検査の開始,新型コロナ専用病棟を設置しました.この時期,医科大学をはじめとした当院における臨床実習も中止になりましたが,5月の宣言解除に伴い,感染対策を徹底させながら,現在まで継続しています. 7月に入り流行の「第2波」が押し寄せ,再度の感染者の急激な増加が岡山県でも見られるようになり,当院にも新型コロナウイルス感染症の入院患者が収容されました.9月からは,軽症・中等症の新型コロナウイルス感染症患者のための専用病棟の運用も開始され,この運用開始に伴い,軽症・中等症患者を内科診療チーム,重症例を救急科チームが診療する体制が確立しました. やがて2020年の12月には,さらに大きな「第3波」が押し寄せ,附属病院新型コロナ感染対策委員会のほぼ毎週の開催,院内にLAMP 法に代わる新たなPCR 法の機器の導入も行いました.このような中,とうとう翌2021年2月には新型コロナワクチンが日本国内でも承認されました.3月よりまずは新型コロナ患者と直接接触する機会の多い当院病院職員から接種が開始されました. 本稿ではその他,2020年1月から現在までに,川崎医科大学附属病院でCOVID-19に対しどのように取り組んできたのかを振り返ります.
著者名
大石 智洋
47
133-138
DOI
10.11482/KMJ-J202147133
掲載日
2021.10.18

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