h_kaishi
Online edition:ISSN 2758-089X

実験的マウス形質細胞腫誘導の解析

パラフィン・アジュバント腹腔内投与で誘導されるマウス形質細胞腫の発生過程の病理像を観察した.腫瘍発生にウイルスの関与が疑われているため,マウス白血病ウイルスであるGrossウイルスをBALB/cの哺乳マウスに接種して,その影響をみることにしたが,初期の変化には全く関係がない.本報告では腫瘍化の前段階の変化,すなわち実験的形質細胞腫発生の場である腹腔oil-granulomaの病理形態的動きを中心に,全身臓器の変化について記載した.
著者名
福屋 崇
8
2
124-132
DOI
10.11482/KMJ-J8(2)124

b_download